『ここまで来た「あの世」の科学』
祥伝社
最先端科学のサイエンティストが探る「あの世」の世界
本書は、深層心理学と量子力学の両面から「もう一つの世界」へアプローチ。ユングが提唱した「集団的無意識」と、ボームが提唱したホログラフィ宇宙論の「暗在系」の類似点に着目。一見まったく違う世界として捉えていたものは、じつは同じものではないか!というひらめきから、大胆な仮説をもとに宇宙の仕組みが解き明かされる。
デビット・ボームがいうところの「明在系」と「暗在系」を、著者は「この世」と「あの世」に置き換えて解読していく。「この世」の常識が通
用しない、あるいは時間のない「あの世」の世界へと、いつしか読者は引き込まれていく。
「人間はなぜ生まれてくるのか」、「魂とは」など、本質的な疑問を解き明かすべく宗教や退行催眠、トランスパーソナル心理学を用いて検証は続く。最先端科学を研究する著者が、サイエンティストとして、宗教と科学と哲学との真の出会いの場を作ろうとした画期的な本である。発売後、ベストセラーになった。
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