『宇宙の根っこにつながる生き方』
サンマーク出版

宇宙の愛に包まれて幸せに生きるために
　競争社会の世の中で精神的に満ちたりない日々を過ごしている人は多い。著者の周りにも多くいる「燃えつき症候群」と呼ばれる人たち・・・。どうしたら、彼らが日々の暮らしにいきいきと取り組み、ときめきながら暮らしていけるか。
　氏がたどり着いた結論は「本当の幸せは宇宙の愛につながること」。宇宙の根元と関わることで、私たちはいきいきと生きていける。競争社会でビジネスマンとして働いてきた著者は実感を込めてそう語る。そして、これから２１世紀の企業において社会の基本的な活力になっていくのは一人ひとりの感動ではないかと述べる。
　ヒンズー教のヴェーダ哲学には、「魂が純粋になって非常に強い信念を持つと、その理念が実現するよう宇宙がサポートする」という教えがある。かつてルーズベルト大統領もこの教えを学び実行していた逸話も載せられていて、人間の持つ想念の偉大な力について考えさせられる。
　太古、人間が自然と一体になって暮らしていた頃、人々は日常的に瞑想をしていた。魂の内側から発しているメッセージに耳を傾けることが、感動を呼び起こすことでもある。宇宙、そして本当の自分自身とつながることによって、私たちは本来の喜びに満ち満ちた生き方ができる。「簡単に行う瞑想のすすめ」や、「スマイル行」、「言葉の行」など、ほんのちょっとした心がけで生活が変わるアドバイスも本書には込められている。